サンドイッチをめぐる喧嘩で兄が母を殺害 悲しみに暮れる妹が「絶対に許さない」

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食べ物のことで腹を立てた兄が、母親を無惨にも殺害した。『Metro』などイギリスのメディアが事件の経緯と遺族の声を伝えている。

今年4月、ウェールズ・ニューポートで暮らすルイス・ブッシュ(26)が、母親ケリー・ピットさん(44)と些細なことでもめて本気で腹を立てた。ベーコンサンドイッチを食べたいと思っていたのに、ケリーさんが作っていなかったのだ。
ケリーさんは「家賃も払っていないのに、なぜ私がそこまでする必要があるの」と言い返したが、ブッシュの荒れ方がひどかったため、娘のジョーダンさん(22)に電話をかけて「警察に通報して」と頼んだ。

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兄が母親を怒鳴りつける声が聞こえはしたが、ふたりの喧嘩は珍しくない。「またか」と思ったジョーダンさんはケリーさんの頼みを聞き流し、通報しなかった。
その直後、ケリーさんはブッシュから殴る蹴るの暴行を受けて死亡。2日後にジョーダンさんの交際相手であるキーラン・サンダースさん(30)が様子を見に行き、ケリーさんの遺体を発見した。

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驚いたキーランさんに救いを求められた隣人が通報したため、警察がただちに出動。ほどなくしてブッシュの身柄を確保した。
検視の結果、ケリーさんの遺体には内出血があり、肋骨は41ヶ所も折れていることが分かった。
ブッシュによる家庭内暴力は、これが初めてではなかった。少し前にもDV容疑で逮捕されていたが保釈されて実家に戻り、再び凶行に及んでケリーさんの命を奪ったのだ。
11月10日にブッシュは終身刑を言い渡され、仮釈放の資格が得られるまでの最低刑期は16年が妥当と判断された。

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通報しなかったことを悔やむジョーダンさんは、「死ぬまで罪悪感に苦しむことでしょう」「あれが母と話す最後のチャンスになるなんて、思ってもいなかったんです」と語った。
ジョーダンさんはさらに「(16年後に)早期保釈になる可能性があるなんて、十分な罰とは言えません」「兄は卑劣。親友でもあった母の命を奪ったのですから、絶対に許しません」と怒りをにじませた。
DVについてはジョーダンさんも知っていたため、「追い出したほうがいい」とケリーさんにアドバイスしていたという。しかし息子を思うケリーさんがそれを受け入れず、同居を許していたのだそうだ。