ハリーの祖先も登場? 『ホグワーツ・レガシー』に登場する祖先キャラまとめ

WB Gamesから発売された『ホグワーツ・レガシー』では、映画『ハリー・ポッター』シリーズよりも過去、1800年代後半のストーリーが描かれている。現状、記者が発見した映画シリーズに出演していたキャラクターの先祖キャラを紹介していくぞ。
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まずはストーリー最序盤から登場するフィニアス・ナイジェラス・ブラック。ホグワーツ魔法魔術学校の校長を務めており、映画『ハリー・ポッター』シリーズに登場するシリウス・ブラックの高祖父に当たる人物だ。
作中ではシリウスに「最も人望のない校長」だと言われており、実際ゲーム内でもかなり嫌われている様子が描かれていた。また、ブラック家は純血の家系をリストアップした「聖28一族」の一つに選ばれており、マルフォイ家、レストレンジ家、トンクス家など劇中に登場した多くの魔法族と遠縁の先祖と言えるだろう。

続いて、赤毛が特徴的なマチルダ・ウィーズリー。見ての通り、ロン・ウィーズリーを始めとするウィーズリー家の先祖だ。マチルダの時代は関係ないと思われるが、ウィーズリー家は上でも紹介した「聖28一族」のひとつなのだが、「聖28一族」の非魔法族嫌いに賛同できず抗議を続けた結果「血を裏切る者」と呼ばれている。
また、劇中では半没落状態の貧乏一家に。ゲーム内に登場するウィーズリー家であるマチルダとその甥ギャレスを見るに貧乏そうな様子はないため、ゲーム以降に貧乏暮らしになってしまったのかもしれない。

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ホグズミード村で出会うゲボルド・オリバンダーは、『ハリー・ポッター』シリーズに登場するギャリック・オリバンダーの父方の祖父に当たる人物。オリバンダー家は代々杖職人の家系で、こちらも「聖28一族」のひとつとされている。

また本作の悪役であるゴブリンのランロクと手を組み、反乱を企てていた人物ビクトール・ルックウッドは、ヴォルデモートに忠実な死喰い人であったオーガスタス・ルックウッドの祖先ではないかと言われている。
オーガスタスは、魔法省の内部と外部に手下を忍ばせて情報をヴォルデモートに流していたがイゴール・カルカロフの告白により逮捕。その後、脱走し「ホグワーツの戦い」に参戦したが、最終的にアルバス・ダンブルドアの弟であるアバーフォース・ダンブルドアによって倒された。
同世界観では非常に「血統」を重視する傾向があり、闇の魔法使いの系統の家系はその先祖も闇の魔法使いになりがち…なのかもしれない。

スリザリンの生徒であるオミニス・ゴーントは、ホグワーツ創設者のひとりサラザール・スリザリンの直系の子孫。さらに、ゴーント家はのちのヴォルデモートであるトム・リドルの母の家系となっているため、ヴォルデモートの先祖と言えるだろう。
また、ゴーント家は死の秘宝のひとつである「蘇りの石」を所有していたカドマス・ペベレルの子孫だ。そのため、「透明マント」を所有していたイグノタス・ペベレルの子孫であるポッター家とも関係があるため、ハリー・ポッターとも超遠縁での親戚であるようだ。

最後に余談だが、同作に登場する魔法動物のニーズルはライオンっぽい見た目をした猫系の動物なのだが、じつはハーマイオニー・グレンジャーのペットのネコのクルックシャンクスは猫とニーズルのハーフだったりする。
もちろん、同作に登場するニーズルの血を引いているわけではないが、クルックシャンクスはニーズルの特徴である「賢さ」をしっかりと引き継いでおり、ロンのネズミであったスキャバーズに化けていたピーター・ペティグリューの正体を見破り、スキャバーズを捕まえようとしていた…というファインプレイをしている。
『ホグワーツ・レガシー 』では、映画『ハリー・ポッター』シリーズの人気キャラの先祖が多く登場しており、同作シリーズのファンであればあるほど楽しめる作品と言えるだろう。もしまだ遊んでいないマニアはぜひプレイしてもらいたい。
(取材・文/Sirabee 編集部・北田力也)