バッティング練習で汗を流すソフト ボールU18日本代表の島仲湊愛=名護高校グラウンド(名護大輝撮影)Born In 1990mid-2010early世代 okinawa 1990年代後半~2010年前後生まれの若者世代を指す「Z世代」は、これからの世界をつくる中心的な存在だ。生まれた時からインターネットやデジタルが身近で、交流サイト(SNS)を駆使して情報を発信、収集するなどの特徴もあり、多様性や社会問題に関心が高いともいわれる。さまざまな分野で活躍する沖縄のZ世代に、新時代を切り開くための目標や夢について聞いた。ノックの打球を軽快にさばくソフト ボールU18日本代表の島仲湊愛=名護高校グラウンド(名護大輝撮影) 女子ソフトボールが2028年のロサンゼルス五輪で、2大会ぶりに正式種目として実施される。昨年10月、国際オリンピック委員会の総会で決まった。 その決定をひと一倍喜んだのは、嘉手納町出身の島仲湊愛さん(18)=福岡大学付属若葉高3年。強豪校に進学し、昨年夏に中国で開催されたアジアカップU-18の日本代表として、攻守に活躍し優勝に貢献した期待の星だ。 ソフトボールを始めたのは幼稚園の頃。実業団で投手として活躍し、現在は高校教諭の母静野さん(49)の影響が大きかった。「気が付いたらソフトボールをしていた」と振り返る。 身長158センチと代表選手の中では小柄だが、50メートル6.9秒の俊足を生かした広い守備範囲を誇る。打撃では左打席に入り、踏み出す右足に体重をかけてバットを振り、ボールにぶつけることで、長身選手に負けない飛距離を生み出す。 その打撃を小学5年の時から教えたのは眞玉橋元博さん(55)(現糸満高校監督)だ。当時は美来工科高校野球部監督で、静野さんが同僚だったことが縁。現在も随時、助言を仰ぐ。 島仲さんは複数の大学からの誘いを断り、今春、実業団の強豪トヨタレッドテリアーズ入りする。大学を経て実業団に加入する選手が多い中「より厳しい場所で練習したい」と決断した。 4年後の五輪に向け、島仲さんは「走力を磨いて打撃、守備力ももっと成長したい。1年目から即戦力としてプレーして(フル)代表に選ばれて金メダルを手にしたい」と、澄んだ瞳でじっと前を見つめた。(運動部・平良吉弥) しまなか・そあ 嘉手納町出身。2005年9月生まれ。身長158センチ、体重52キロ。右投げ左打ちの内野手。幼稚園からソフトボールを始め、嘉手納小、嘉手納中を経て21年4月、福岡大学付属若葉高に入学した。23年5月、U18日本代表に初選出。第9回女子アジアカップでは「2番・二塁手」で4試合に出場し、優勝決定戦では打撃賞に輝き、日本の優勝に貢献した。「より厳しい場所で」大学の誘い断り実業団へ ロス五輪「金」目…の画像はこちら >>バッティング練習で汗を流すソフト ボールU18日本代表の島仲湊愛=名護高校グラウンド(名護大輝撮影)”>
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