片足ない妻の遺体を居間に放置した夫が逮捕 「犬がかじってしまった」と供述

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妻の死後数日が経った頃、ようやく通報した夫。「妻を失いたくなかった」などと警察に話していることを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。

アメリカ・フロリダ州パナマシティで暮らす男(60)が12月16日の晩に通報し、「自宅に知らない人がいる」「妻が死んでいる」などと報告した。
現地警察がただちに出動し男の自宅に駆けつけたが、呼び鈴を鳴らしても男は出てこようとしない。そこで窓から自宅内部の様子を確認したところ、女性1名が居間の床に仰向けの状態で倒れていた。

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もう一度声をかけたがやはり返事がないことから、警察官らは男の家に突入。すぐに男の妻とみられる女性の状態を確認したが、すでに死亡していた。なお女性の左足は完全に欠損しており、顔の皮膚も一部なくなっていた。
このとき男は家にいたが様子がずいぶんおかしく、頭が混乱しているように見えたという。

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警察に「なぜ片方の足がなくなっているのか」と聞かれた男は、「犬を2匹飼っているんです」「そいつらが妻の足をかじってしまいました」と話した。
そのまま署に連行され事情を聞かれた男は、「居間で妻が『助けて』と言うのを聞いた記憶はあるんです」「様子を見に行ったら、妻はすでに死んでいました」と説明した。
また通報もせず放置していた理由については「妻を失いたくなかったから」などと述べ、「妻のために救急車を呼ぶ、または警察に連絡するなどすべきでした」と話している。

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妻が死亡した時期について男は「4日ほど前です」と警察に話したが、腐敗が進んでいる遺体を調べた当局は、「死後5日以上経過している可能性が高い」と考えている。
妻の死因についてはまだ分かっておらず、男がなぜ通報時に「自宅に知らない人がいる」と言ったのかなど謎も残る。男は1月18日に出廷し、妻が亡くなった経緯とその後について詳しく話すとみられている。