県外ナンバー車が悪質な訪問販売 被災地での犯罪に注意喚起 「本当に気を付けて」「最低すぎる」

2024年1月1日に発生した、石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震。
石川県内では最大震度7が観測され、同月9日12時現在、新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、大阪府、兵庫県の7県・1府で家屋倒壊や地割れなどの甚大な被害が報告されています。
同月4日、富山県警は、被災地において「県外ナンバーの車で乗り付け、高額なブルーシートを販売する事案が発生」しているとして、ウェブサイト上で注意を呼びかけました。
過去にも大規模な災害の被災地で、混乱に乗じ、窃盗や詐欺などさまざまな犯罪が確認されているといいます。
同ウェブサイトでは実際にあった事例を紹介していました。
・燃料や自動車を盗む
・無人の民家や店舗への窃盗
・義援金名目で金品を騙し取る詐欺
・屋根の修繕や住宅設備の点検として高額な修理・点検代を請求
・復旧作業等にかこつけ物品(ブルーシート等)を販売する
富山県警察 ーより引用
富山県警によると「不審者を見かけたり、悪質な訪問勧誘を受けたりした場合は、警察に通報してほしい」とのこと。
ネット上でも「すでに詐欺が発生しているとは…本当に気を付けて」「心身が疲弊している時に最低すぎる」など災害に乗じた犯罪に対し、心配や怒りの声が上がっています。
避難するのに精一杯で家屋の修繕が進まず、不安な想いをしている被災者の人たちは多くいるでしょう。
そうした被災者の心を傷付ける卑劣な行為は、許しがたいものです。
見知らぬ業者からの「国から調査に来た」「保険が適用される」「補助金が出る」などといった情報を簡単に信用してはいけません。必ず役所に問い合わせるようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]