3歳児が護身用武器をいじり死亡 両親の留守中におもちゃにして…

3歳児が護身用武器をいじり死亡 両親の留守中におもちゃにして…の画像はこちら >>
治安の悪化が気になる昨今、自衛に役立つものを家に置くようになったという人もいる。しかし管理が甘ければ子供が死傷することも…。ある家庭で起こった悲劇について、『CBS News』などアメリカのメディアが伝えた。
アメリカ・フロリダ州で暮らす夫婦が食料品店に買い出しに行くため、3人の子供たちに留守番を任せることにした。
長女(16)に下の子供たち(3、7)の世話を頼み、夫婦は出発。用事を済ませて子供たちの待つ家に帰るはずが、末っ子の笑顔を見るのはそれが最後になってしまった。
関連記事:12歳の娘が深夜に両親を起こし「弟を刺しちゃった」 殺人事件発生に衝撃
両親が出かけて少したった頃、末っ子は両親の寝室へ。ベッド脇に置かれている小さいランプ用テーブルの引き出しを開け、そこにしまわれていた拳銃を見つけて取り出した。
末っ子はそれで遊び始め、誤って自分に向けて発砲。銃弾を受け致命傷を負い、そのまま倒れ込んで息を引き取ってしまった。
銃声を聞いて驚いた長女がすぐに様子を見に行き、ぐったりしている末っ子を発見。ただちに通報し、「3歳の弟が息をしていません」とオペレーターに伝えた。
この件について捜査を進めている当局は「このような低年齢の子供が自分を撃ってしまうケースは稀です」とコメント。自衛のために銃器を保管している家庭に注意を呼びかけているが、事件性についてはないと判断したようだ。

子供たちの父親は、州の刑務官として勤務。複数の銃を所有しているというが、「普段は自宅の金庫に入れて管理していた」と当局に話しているという。しかしたまたま電子ロックが壊れていたため別の場所に置いた結果、このような事故が起こった。
調査を進めている当局は、「子供がいる家庭においては、鍵のかかる場所に銃器を置くようにしてほしい」と呼びかけ注意を促した。日本でも護身用具に注目が集まっているが、子供がいる家庭ではどこに管理するかもしっかり考えておくほうがいい。
(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)