弁護側が被告人質問求めず、検察側の質問にも答えず… 愛知県知事のリコール署名偽造事件 被告の事務局長は何も語らず

愛知県の大村知事のリコール運動で署名を偽造した罪に問われているリコール団体事務局長の男の裁判。予定していた被告人質問は行われませんでした。
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事務局長は、このまま沈黙を貫くのでしょうか。起訴状によりますと、大村知事の解職を求めたリコール団体事務局長の田中孝博被告(62)は、2020年10月に佐賀市内でアルバイトを雇って名簿に書き写させ、71人分の署名を偽造した地方自治法違反の罪に問われています。
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10日午後、名古屋地方裁判所で開かれた裁判では被告人質問が行われる予定でしたが、弁護側は「被告人質問は求めない」としました。検察側から「検察官や裁判官からの質問にも答えないということか」と問われた田中被告は「はい」と頷き、被告人質問は実施されませんでした。
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2021年9月の初公判と去年10月の第2回裁判でも、起訴内容について田中被告は「弁護人から説明させていただきます」「その件については弁護人よりお話させていただきます」と話すのみにとどまっており、裁判において田中被告本人が話す機会は最終陳述を残すのみとなりました。民主主義の根幹を揺るがすリコール署名偽造事件。田中被告は自身が問われる罪について、このまま何も語らず裁判を終えるのでしょうか。次の裁判は2月9日です。