膝上に達する泥道や岩肌が剥き出しになった急斜面 雪も積もる被災地 消防隊「消防組織だけでは対応できないことを実感」

最大震度7を観測した能登半島地震。この地方からも自衛隊や消防、警察などが発生直後から被災地に入り懸命な活動を続けています。
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自衛隊が撮影した被災地の映像には、地震の影響で道路が崩落し、孤立した集落へ物資を運ぶ隊員の姿が映っています。
途中、現れたのは岩肌が剥き出しになった急な斜面。そこを物資を詰めこんだ大きな荷物を背負った隊員が慎重に上っていきます。また、中部方面隊が撮影した映像には、膝上にまで達する泥の中を進む場面も。
CBC
(第10師団 第3中隊第1小隊長・銀島卓馬3等陸尉)「普段厳しい訓練で精神的な要素は耐えられる訓練をしているが、どうしても被災地域に行くと怖いなと正直思った。水や食料は次の日を乗り越えられる物がないという状況だった」
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避難所では、食料やガソリンなどの物資を届けるだけではなく、住民の声に耳を傾け体調や衛生環境、足りない支援など何が求められているのか細かく把握します。発生から1週間後には、被災地に雪が降り積もりました。
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雪で足元の被害状況がわかりづらくなった道路で、被災者を背負う隊員の姿も。(第10師団 第3中隊第1小隊長・銀島卓馬3等陸尉)「高齢が多かったというのもあるが、みんな表情は疲れ切った様子。凍えていたのが印象に残っています」
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また、岐阜県の消防隊も倒壊した家屋の中での安否不明者の捜索やけが人の救急搬送の任務にあたり、10日地元に帰ってきました。(岐阜県大隊・山田俊彦大隊長)「寒波が到来した季節で(厚着などの)寒さ対策・積雪が消防活動の障害となった。消防組織だけでは対応できないことを実感した」石川県内では地震によりこれまでに200人以上が亡くなり、依然として多くの安否不明者がいます。
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厳しい寒さが続く被災地で自衛隊や消防隊などが今、この瞬間も懸命な活動を続けています。
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