70代男性が自宅床に掘った穴に転落死 「金がある」という夢を信じたせいで…

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「絶対に金はある」と信じ、人まで雇って穴を掘り続けていた男性が死亡した。夢を追い続けて命を落とすまでの経緯を、『New York Post』『Daily Mail Online』など海外メディアが伝えている。

5日、ブラジル・ミナスジェライス州で暮らしていたジョアン・ピメンタさん(71)が、自宅キッチンの床に掘った深さ約40メートルの穴に転落。頭に重傷を負い、両脚の骨を折るなどして死亡した。
地元メディアの取材に応じた近隣住民らは、「ピメンタさんはある夢を『予言だ』と信じ込んでしまったんです」「『キッチンの床下にある岩の下に金がある』と霊に告げられたと思い込んでいました」「それからというもの、1年以上ものあいだ穴を掘り続けていたんです」と話した。

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ピメンタさんの行動について知ったある住人は、「危ない」「やめたほうがいい」と話したが、ピメンタさんは聞く耳を持たなかった。
ピメンタさんは「ずっと掘り続ければ、金に必ずたどり着く」と信じて作業を続けたものの、簡単には掘り進めることができない。大きな岩のような物のせいで作業の続行が困難になったこともあったが、諦めようとしなかった。
それどころか「岩を爆破するダイナマイトを見つけた」などと話し、隣人を心配させたという。

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穴はどんどん深くなったが、金は出てこない。そのうちピメンタさんは人を雇い始め、報酬と引き換えに作業を手伝わせるようになった。
そんな中、ピメンタさんは穴に溜まった水と泥の除去作業に没頭。その後に穴から出ようとしたがバランスを崩し、穴の上部近くに設置してある木の台から深い穴に転落した。
ほどなくして駆けつけた救急隊がピメンタさんの体を引きあげたが、すでに手の施しようがない状態だった。当局はピメンタさんが亡くなるまでの経緯を慎重に調べているが、実際にいつ掘る作業を始めたのかなど不明な点も多いと発表している。