ダウンタウン・松本人志が活動休止を発表したことで、各局のレギュラー番組が対応に追われている。
松本が所属する吉本興業は8日、「松本から、まずは様々な記事と対峙して、裁判に注力したい旨の申入れがございました。そして、このまま芸能活動を継続すれば、さらに多くの関係者や共演者の皆様に多大なご迷惑とご負担をお掛けすることになる一方で、裁判との同時並行ではこれまでのようにお笑いに全力を傾けることができなくなってしまうため、当面の間活動を休止したい旨の強い意志が示されたことから、 当社としましても、様々な事情を考慮し、本人の意志を尊重することといたしました」と活動休止を発表。
一方、松本は同日、Xの個人アカウントで「ワイドナショー出まーす」「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さん（いないかもしれんが）へのご挨拶のため。顔見せ程度ですよ」と『ワイドナショー』（フジテレビ系）の出演を予告アナウンス。
しかし、なぜか10日、フジテレビが「フジテレビと吉本興業の双方で協議し、総合的に判断した結果、最終的に松本人志さんのワイドナショーへの出演はなしということになりました」と出演取りやめを報告した。
さらに、吉本側は当初、「当社としては、本件記事について、新幹線内で執拗に質問・撮影を継続するといった取材態様を含め厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定です」と会社として「文春」と戦っていくようなニュアンスの声明を出していたが、10日付の「朝日新聞デジタル」は、裁判になった際、「吉本は会社としてサポートする」としながらも、「松本が個人で提訴する形になるだろう」という吉本幹部の証言を掲載。
こうした流れを受けて、ネット上では「松ちゃん、ことごとく梯子を外されてる？」「松本が孤立しているようにも見える」と松本の現状を心配するファンもいるようだ。
なお、現在の松本のレギュラーテレビ番組は7本で、日本テレビ、TBS、フジテレビ、ABCテレビは、松本が収録に参加した映像をそのまま放送する予定。加えて、全番組が松本不在のまま、番組名を変更せずに存続するそうだ。
休止前の松本の姿が見られる“最後の番組”について、21日の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！』（日本テレビ系）である可能性を報じるメディアも見られる。
ただ、『探偵！ナイトスクープ』を制作する朝日放送が11日、収録済みの松本出演回を「3回放送する」と明かしたことから、26日の同番組が“活動休止前の最後”になる可能性もありそうだ。
以下、各番組の今後の対応について、12日時点で発表や報道があった内容をまとめて紹介する。
18日に『ダウンタウンDX』と『秘密のケンミンSHOW』を合体させた2時間特番を放送予定だったが、放送内容を変更し、午後9時から『秘密のケンミンSHOW極2時間SP』を放送。『秘密のケンミンSHOW』は、松本の活動休止に伴い、新たに1時間分を収録したという。
なお、25日放送の『ダウンタウンDX』は、松本不在の通常放送で「調整中」だという。
12日は通常通り放送するが、その後は未定。9日には、松本不在で収録をおこなったという。
朝日放送テレビは11日、収録済みの3回分を予定通り放送し、その後は探偵らが“局長代理”を務める形で番組を継続すると明らかにした。
14日は通常通り放送。その後の対応はついては明かされていない。
14日と21日には松本が出演。28日放送回以降は松本不在で収録し、番組は継続する。
15日午後9時より『クレイジージャーニー 新春から未踏の大冒険！2時間SP』を放送予定で、出演者には松本の名前がある。その後については明かされていない。
次回17日放送回も含め、松本が出演するかどうかは明らかにされていない。
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