避難所で寝付けない人必見! ダンボールを使った災害ライフハックを警視庁が伝授

2024年1月1日16時過ぎに発生した、石川県能登地方を震源とする、令和6年能登半島地震。
被災地では、家屋倒壊や大規模火災などの被害に見舞われ、多くの人が住まいを失い、避難所で生活をしています。
冬の避難所は、厳しい寒さとなっており、低体温症にかからないよう、注意が呼びかけられています。
『低体温症』とは、深部体温が35℃以下になるもので、激しい震えや感覚の麻痺など、身体の機能を保てなくなる症状です。
また、避難所では騒音やプライバシーの問題などもあり、慣れない生活環境に不安を抱く被災者は少なくないでしょう。
ライフハック情報をX(Twitter)で発信している警視庁警備部災害対策課は、被災者が安楽に過ごせるように、避難所で役立つダンボールの活用術を紹介しました。
ダンボールに頭部を入れる避難所での防寒対策が紹介されていましたが、防寒だけではありません。この方法により目の前が暗くなり、周囲の音も防げて就寝しやすくなります。また、貴重品を入れておくと、盗難防止、さらに地震等により避難する際は、頭部を守ることもでき、貴重品も忘れず持ち出せます。 pic.twitter.com/qyZRbIAWTm
頭部が入るダンボールを用意するだけで、就寝時の防寒、防音のみならず盗難防止や頭部の保護など、多方面で活躍してくれます。
同アカウントが紹介した方法は、環境が大きく変化する避難所生活で、安心感や生活リズムを保つ助けになることでしょう。
警視庁のシンプルながら、画期的な防災知識に、ネットではこのような声が寄せられていました。
・避難所の体育館は、就寝時間でも明るくて眠れなかったので、助かります!
・頭部保護や光を遮るのに適してますね。試してみます。
・他人と生活する避難所では、音が気になるのでいいかも。
・保温性や遮音性がある上、寝顔を見られないのも安心する。
警視庁の紹介する方法により、苦しい生活を余儀なくされている被災者の生活が、少しでも改善されるといいですね。
1日でも早く、安心して暮らせる住環境が整うことを願うばかりです。
[文・構成/grape編集部]