あす14日に将棋・女流名人戦五番勝負開幕!西山朋佳女流名人「50期で責任感も」…福間香奈四冠の結婚には「ビックリ」

将棋の「第50期岡田美術館杯女流名人戦」(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、特別協賛=(株)ユニバーサルエンターテインメント)五番勝負の第1局(神奈川県箱根町「岡田美術館 開化亭」)が14日に行われる。
13日、西山朋佳女流名人=白玲、女王、女流王将と四冠=と挑戦者・福間香奈女流四冠=清麗、女流王座、女流王位、倉敷藤花=(旧姓・里見)が箱根入り。2人は対局場がある岡田美術館で「金屏風」の特集コーナーを鑑賞後、開化亭で駒の感触を確かめ、ドリンクの注文など検分を行った。その後、箱根仙石原プリンスホテルで開幕式に出席し、意気込みを語った。
西山は昨年、女流名人リーグ初参戦で挑戦権を獲得し、伊藤沙恵・前女流名人(女流四段)を破り、最も歴史のある女流タイトルを初奪取。2021年まで12期のクイーン名人でも宿敵・福間を迎撃する。
西山は恒例の開幕の地・箱根に「1年ぶりにうかがえて、感慨深く思います。50期の大きな節目で責任感もありますが、今持っている自分の力を精一杯出したい」と初防衛を期した。式典前の取材では、福間の結婚発表に「内輪話でも聞いていなかったのでビックリしました」と驚いていた。
日本将棋連盟常務理事の清水市代女流七段は「50期の大きな節目は初もの尽くし。西山女流名人は初防衛。福間さんとして、また2人の女流名人戦も初。『強く、咲き誇るか。鋭く、返り咲くか。』のキャッチコピーの後に熱戦は待っている」とスピーチした。