“落とし物”や“道案内”など緊急性ない通報も… 小学生が110番の適正利用学ぶ「手助けしたい」

新潟県長岡市の小学校で110番の適正利用を呼びかけるため、警察が出張授業を行いました。

【松尾和泉アナウンサー】
「小学校でふだん授業するのは先生ですが、きょうの先生は警察官です」

1月16日、110番の適正利用を呼びかける授業が行われたのは、長岡市の日越小学校です。

【長岡署地域課 板谷太一 地域第三課長】
「実際のところは“落とし物があります”とかそういった場合に110番に相談事があるが、すぐに警察官に来てもらわなくてもいい場合に110番があるのも事実。警察官に来てもらいたいとき、急を要する場合に正しく110番をしていただきたい」

県内では去年1年間で110番通報が14万3621件あり、そのうちの約4割が「落とし物」や「道案内」など緊急性のない内容でした。

この日は代表の児童が事故を目撃した想定で110番通報の模擬体験を行いました。

【児童】
「ちゃんと現場の情報を言って、警察官の手助けをちょっとでもしたい」

【児童】
「場所とかを詳しく伝えるのが体験だったので難しかったけど、普通に通報するときはちゃんと言えるようになりたい」

警察は緊急性のない相談は「#9110」にかけるよう呼びかけています。