小学生から“マイ防災リュック”を ポイントは「親子で一緒に作る」「好きなおやつを入れる」 災害時に役立つ知恵を学べるゲームも

能登半島地震が発生し、改めて防災について考えなければと思った方も多いと思います。今回は「子どもの防災教育」について専門家に話を聞きました。
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遊びを通じて防災を学べる「あそび防災プロジェクト」の小谷野真歩さんによりますと、防災教育で大切な2つのポイントがあるそうです。
ポイント1つ目は「恐怖をあおらない」。リアルな映像は、子どもにとってトラウマになってしまうこともあります。発災時にパニックになってしまうことが一番危険なので、恐怖はあおらないでください。ポイント2つ目は「興味を持たせる工夫を」。子どもにとって興味がないことは、なかなか頭に入ってこないですよね。そこでおすすめなのがゲームで覚えること。ゲームになると集中して覚えられるそうです。
今回は防災教育のゲームをご紹介します。
CBC
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これは、幼児向けの「ぼうさいダック」というものです。カードの表には「災害」が書いてあり、その裏には災害が起きた時に「とるべきポーズ」が動物を使ってわかりやすく示されています。
こちらのカードは、1000円で販売もされていますし、ホームページでは画像が無料で公開されているということです。
そして、小学生向けのカードゲームも。
CBC
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これは「防災カードゲーム シャッフルプラス」(1870円)というもので、トランプのように複数人で遊びながら、災害時に役立つ知恵や技の手順を覚えられるというもの。例えば、緊急用トイレの作り方が4枚のカードで記されていて、正しい順番に並べられれば正解ということになるんです。
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他にも消火器の使い方やAEDの使い方などもこのカードで遊びながら、学ぶことができます。
続いては「防災リュック」についてです。実は小谷野さんによりますと、小学生からマイ防災リュックを作っておいた方がいいということなんです。
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作る上でのポイントは、親子で一緒に作ること。子ども自身が中身を把握することが大事だそうです。そして、お子さんの体格や体力に合わせて中身の重さを調整してください。
子ども用の防災リュックをサンプルで用意しました。
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「水」は重くなってしまいますが、必ず入れるようにしましょう。重さはお子さんの体力に合わせてください。また、避難所生活は子どもたちにとってもすごくストレスがかかるものなので「おやつ」を入れておくのもポイントです。いつもお子さんが食べているもので、日持ちするものがいいということです。
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さらには、子どもは大人より虫歯になりやすいということで「歯磨きシート」。虫歯は不眠や食欲不振の原因にもなります。そして「ネックライト」という首にかける懐中電灯のようなもの。これは夜中などに子どもとはぐれないための目印として使うことができます。
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いろんな事態を想定して、お子さんと話し合いながら中身を決めていただければと思います。
東海地方でも南海トラフ巨大地震の発生が危惧されています。いまできる備えを行いましょう。