「ほんと腹立つこの子」不適切保育問題の認定こども園「保育士追い込まれていた可能性」第三者委が報告書公表

愛知県東郷町の認定こども園で不適切保育が起きた問題で、第三者委員会が報告書を公表しました。
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この問題は、去年8月、東郷町の認定こども園「太陽わごうこども園」で1歳児クラスの保育士4人が、園児に対し不適切な発言をしていたものです。15日、第三者委員会が調査報告書を取りまとめ、複数の保育士が「ほんと腹立つこの子」「嫌われ者はここ」と発言するなど「不適切保育があった」と認定しました。
CBC
また当時、基準は満たしていたものの、予定していた保育士の配置を下回った中での保育で、保育士が追い込まれていた可能性が否定できないと指摘。さらに、園にいない、法人の統括園長らが保育の指示をしていたことや、去年4月に、公立保育園を民営化した際の引継ぎが不十分で、町と運営法人との協力体制がとれていなかったことなどを指摘しました。
CBC
再発防止策として、第三者機関や町による定期的な監査を行うことや、公立保育園の民営化について検討し直す必要があると提言しました。
CBC
近藤悦規副町長は、「再発防止策に生かし、いち早く信頼回復に努めていく」と話しました。