火事発生で留守番中の子供5人が焼死 父親はクリスマスプレゼントを買いに…

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たとえ子供の年齢が上がっても、留守番の際は注意が必要だ。ある一家に起こった悲劇の話題を、アメリカの『People』や『CBS NEWS』が報じている。

16日、アリゾナ州ブルヘッド・シティで、1軒の民家から火事が発生した。この家に住んでいたのは男性とその子供たち(2、4、5、13)で、さらに11歳の親戚が遊びに来ていた。
火事の発生時、男性は外出中で、留守番をしていた子供たちは2階の寝室で遊んでいたという。

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ブルヘッド・シティ消防署の調査によると、火事は1階の玄関エリアで発生し、瞬く間に燃え広がって火の気は2階にまで上がっていった。
近所に暮らすパトリック・オニールさんはメディアの取材に対し、火事に気が付いた近隣住民たちは子供たちを救助しようと、2階にはしごを設置したことを明かしている。
しかし「数人が建物内に侵入しようと試みるも、火の勢いが強く煙を吸い込み、呼吸が苦しくなってしまった」と当時の状況を述べた。

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その後に消防車が到着し、そこからわずか数分間で火は消し止められたものの、子供たち全員が焼死体で発見された。
調査員に対し、父親の男性は「食料品やクリスマスプレゼントを買いに行っており、2時間半ほど留守にしていた」と話している。
なお、5人の子供たちは同署に務める隊員の孫だったといい、残された遺族たちの悲痛は相当なものだろう。

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この火災を受け、子供を失った親たちのためのクラウドファンディングが開設され、すでに1万ドル(約140万円)以上が集まっているようだ。
さらに、地元の非営利団体『The River Fund』も募金活動を開始。一家が暮らしていた建物名にちなみ「アンナ・サークル・ファイヤー・ファンド」と名付けられ、寄付を募っている。
警察や消防署は現在も火災の原因や当時の状況を調査しており、残された男性と祖父に対し、多くの励ましの声が届いているという。