毎年2月下旬ごろからピークを迎える「スギ花粉」ですが、長年調査を続ける専門家は、去年に引き続きことしも「飛散量が多くなる可能性が高い」と警鐘を鳴らしています。
【花粉情報】ことしも“大量飛散”となる可能性 「40年ほど観…の画像はこちら >>
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ことしの花粉の飛散傾向は、平年の飛散開始日と比べるとやや早い地点が多くなっています。(街の人)「もうすでに目がかゆくなったり、花もくしゃみが出るほど感じている」「目がかゆくなってきたと最近思っている」
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19日に名古屋市内で聞くと、すでに花粉症の症状を訴える人がいます。1月に実施された調査でも、関東地方や東海地方などでは約4割の人が「花粉を感じる」と回答しています。
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三重県津市のクリニックの屋上に設置した計測器で、約40年にわたって花粉の数を記録している湯田厚司院長は…
(ゆたクリニック・湯田厚司院長)「成人の日あたりで観測した。ことしは珍しいですね」
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1月8日ごろから微量ながら花粉を観測するようになり、湯田院長は「このペースでいけば、例年の約5倍飛散した去年に続き、ことしも大量飛散となる可能性が高い」と指摘します。(ゆたクリニック・湯田院長)「スギ花粉というのは多い少ないを隔年で繰り返すので、本来であれば去年は非常に多かったので、ことしは少ないはずだったが、40年ほど観測しているが初めて2年連続で多い予想になってくる」
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原因として考えられるのは、去年の記録的な猛暑です。(ゆたクリニック・湯田院長)「夏の天候が非常に暑く、しかも日照量が多いと(花粉が)よく飛ぶと言われているので、去年の夏の気象条件は過去最高に(花粉の生育には)良かった」さらに寒さが増すこれからの時期、花粉症対策として普段の体調管理も大切です。(ゆたクリニック・湯田院長)「インフルエンザや風邪をひいた直後は、アレルギーの症状が悪くなる。だから、片方(インフルエンザか花粉症)ではなく両方(が原因で)悪くなる人も非常に多い」
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湯田院長は、例年2月以降は医療機関が混雑する時期に入るため、花粉症の症状がある人は、早めの医療機関の受診とマスクや眼鏡などの基本的な対策を早めに始めるべきと呼び掛けています。
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