「高額医療の給付金」「所得税の返還」…70代と60代の女性が合わせて約640万円の還付金詐欺の被害に 夫には相談せず

19日から20日にかけ、愛知県内で還付金詐欺が相次ぎ、あわせて約640万円の被害がありました。
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19日午後3時頃、愛知県長久手(ながくて)市の70代の女性の家に、市役所の職員と名乗る男から、「高額医療費の給付金がある。銀行で手続きができるので、ATMへ行きサポート予約センターに電話してください」などと電話がありました。
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女性は金融機関のATMで電話ので指示を受けながら、20日までに市内と、名古屋市名東区内の金融機関から、3回にわたり合わせておよそ240万円を振り込み、だまし取られました。女性は自宅に戻り、取引明細書を見てお金を振り込んだことに気付いたということです。夫と二人暮らしでしたが、相談はしなかったということです。
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また20日、愛知県豊田市でも、60代会社員の女性の家に、税務署の職員を名乗る男から「所得税の返還がある」と電話があり、女性は市内の金融機関のATMへ行き、およそ40分の間に4回に渡り、現金合わせて約400万円を振り込まされました。帰宅し夫に伝えると「詐欺ではないか」と言われ、残高を確認してだまされたことに気付いたということです。
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警察は「非通知や知らない電話番号からの着信には出ない」、「ひとりで判断せず必ず誰かに相談する」、「ATMの操作で還付金は受け取れません」など注意を呼びかけています。