ALLDIFFERENTは、「2023年8月に直面している困難や不安(壁)に関する意識調査」結果を1月17日に発表した。同調査は、2023年8月2日~8月7日の期間、22~34歳の社会人2年目~4年目の就労者900人を対象に、インターネットを用いて行われた。
リーダーシップ発揮経験がある若手社員の最も高い壁となったのは「仕事を進める上で仕事が難しい・求められる役割が高すぎる」で、66.4%となった。次いで「仕事の量が多い」(64.1%)、「自分の知識・スキルに不安を感じる」(61.4%)が続いた。
次に、社会人になりリーダーシップを発揮した経験がない若手社員の結果をみると、全体的にリーダーシップ発揮経験あり社員よりも壁に直面している割合が低かったという。
続いて、若手社員が「仕事が難しい・求められる役割が高い」という壁をどのように捉えたのか分析した結果、リーダーシップ発揮経験あり社員は「成長の機会と感じた」が27.7%と最も高かった。一方、リーダーシップ発揮経験なしの社員は「不安に感じた」が39.7%と最も高くなった。
リーダーシップ発揮経験あり・なしの差を比較すると、リーダーシップ発揮経験あり社員は、なし社員に比べ、「この経験を楽しもうと感じた」が14.4ポイント高くなった。一方、リーダーシップ発揮経験なし社員は、あり社員に比べ「不安に感じた」が14.0ポイント、「会社を辞めたくなった」は11.9ポイント高くなった。
「仕事の量が多い」という壁では、リーダーシップ発揮経験あり社員は「期待に応えようと感じた」(30.8%)が最も高く、次いで「成長の機会と感じた」が23.1%で続いた。
一方、リーダーシップ発揮経験なし社員は、「大変と感じる」が34.0%と最も高くなり、リーダーシップ発揮経験あり社員との差が13.7ポイントとなった。仕事の量に関しては、リーダーシップ発揮経験のあり・なしにより、捉え方に大きな差があることが明らかとなった。
「仕事の飽き」の壁でもリーダーシップ発揮経験のあり、なしによって捉え方に違いがみられた。リーダーシップ発揮経験あり社員は「期待に応えようと感じた」が26.0%と最も高くなり、リーダーシップ発揮経験なし社員に比べ、19.2ポイント高い結果に。
一方、リーダーシップ発揮経験なし社員は「我慢した」(26.5%)、「不満を抱いた」(25.6%)、「会社を辞めたくなった」(24.4%)とネガティブな項目が上位を占める結果となった。