ビジネスパーソンの約20%が「通勤中に仕事をしている」と判明、具体的にどんな業務をしている?【800人に調査】

リスクモンスターは1月17日、「通勤時間の仕事活用実態」調査結果を発表した。同調査は2023年12月1日~4日、全国の20~59歳の有職男女800人を対象に、インターネットで実施した。

通勤時間に仕事またはその準備をしているか尋ねたところ、21.0%が「仕事をしている」と答えた。通勤時間別にみると、通勤時間「60分未満」では8割が「仕事をしていない」と回答する一方で、通勤時間が「60分以上」では4人に1人が「仕事をしている」(26.1%)と回答した。通勤時間が長いほど、仕事をしている割合が高い傾向があった。

通勤時間に仕事をしている人に、その内容を聞くと、「メール、チャットの返信」(39.9%)が最も多く、「情報収集」(37.5%)、「仕事の段取りの計画」(28.6%)と続いた。

通勤時間別に見ると、「30分未満」では、「仕事の振り返り」(33.9%)や「仕事の段取りの計画」「メール、チャットの返信」(各30.5%)が多い。「30分~60分」では、「情報収集」(44.4%)や「メール、チャットの返信」(34.9%)など、スマートフォンでも完結する作業を中心だった。「60分以上」になると、約半数が「メール、チャットの返信」(58.7%)や「情報収集」(47.8%)を実施しているほか、「会議、プレゼン、商談等の準備」(34.8%)や「資料作成」(32.6%)など、パソコンの使用が想定される作業についても実施者が多くなる。

仕事以外の主な過ごし方を尋ねたところ、1位は「Webニュースのチェック」(31.5%)、2位は「音楽鑑賞・ラジオ聴取」(21.4%)、3位は「SNSチェック・投稿」(17.3%)だった。どの項目においても、通勤時間が長くなるにつれて、実施割合も高くなる傾向が表れているが、「考え事」や「運動・ストレッチ」は、「30分未満」における実施率が最も高い。