6時間で43センチ 観測史上「最も多い雪」が降った所も 今シーズン一番の寒波で東海地方の各地で大雪に

この冬一番の寒波が流れ込んだ影響で、東海地方では24日の明け方から岐阜県を中心に各地で雪が舞いました。ドキュメントで振り返ります。
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24日未明から雪が降り始めた岐阜市、岐阜駅前では様々な影響を受ける市民の姿が…。(タクシー運転手)「朝3時半ごろに起きた時は(雪は)降っていなかった。5時には御覧の通り一面真っ白です。スピードを出してブレーキ踏んだらアウトですからね。減速です、きょうは一日」
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岐阜市上空から容赦(ようしゃ)なく降ってきた雪、昼頃には最大約14センチの積雪を観測しました。(通りかかった人)「岐阜市は(普段)こんなに降らないので、びっくりしている」「きょうテストがあって、昼からなんですけど。2時間早く家を出た」「予想以上に降って警報にもなっていたので、数十分前にオンラインで受ける人はオンラインでもいいと(学校から連絡があった)」
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一方、岐阜県本巣市では、まさにドカ雪。明け方までの6時間に最大43センチと1980年の観測開始以来、最も多い雪が降り積り、昼前までに46センチを観測。本巣市の福祉施設では、職員らが駐車場の雪かきに追われていました。(職員)「(雪かきを)1時間ちょっとしてます。大変です。車が出られるまで(雪かきをする)」
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一方、桜の名所も幻想的な景色に。日本三大桜の一つ「根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)」が真っ白な雪に覆われました。(岐阜・各務原市から来た人)「淡墨桜の雪景色を撮りに来ました。下から車で上がれなくて、車を止めて歩いて来ました。真っ白の世界というか、すごく幻想的できれいです」岐阜県では23日夜から24日未明までの間に、岐阜西濃・中濃、飛騨北部に大雪警報が発表されました。
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JR高山線では計画運休が行われ、大雪を見込んで午前中に発車する列車を最後に「飛騨古川駅」から「猪谷駅」間の上下線の運転を見合わせました。
一方、きょうの高山市は毎年1月24日に開かれる「二十四日市(にじゅうよっかいち)」の日。市内中心部では飛騨の伝統工芸品や特産グルメなどの屋台がずらりと並びました。この二十四日市、地元では「毎年天候が荒れる」と言われています。
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(出店した人)「4年ぶりに制限のない開催なので集客は期待している」(埼玉から来た人)「これくらい雪が降ってくれた方が飛騨の冬という感じ。これでやっと(外国人)観光客、インバウンドの方も喜ぶのでは」国際観光都市・高山にはタイから来たという2人組も。(タイから来た人)「ベリー・ナイス」「寒くて最高!」
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さらに岐阜市内の鶯谷中学では、24日の授業は対面でもリモートでも対応することにしました。(鶯谷中学・高等学校 横山豊校長)「コロナ禍でオンラインが進んできた。無理して学校に来なくても、家で授業を受けられるので安心してもらえる」
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名古屋市内でも朝から雪が舞いました。(豊橋から来た人)「行きには影響はなかったが、このまま雪が続けば帰りはどうかなと心配。出身が九州なので雪の対策が本当に分からない。最悪どこかに泊まるかもしれない」(小牧から来た親子)「受験をしに名古屋に来た。けっこう風も強くて真っ白という感じ。30分くらい(予定より)早く来た」24日朝の名古屋市内は公共交通機関の乱れも、それほど大きくなく、帰宅時の影響を心配する声が多く聞こえてきました。しかし、名神高速では関ヶ原IC付近で上り・下りともに車が立ち往生しました。
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(立ち往生した車の運転手)「関ヶ原IC(下り線)の3キロ手前にいる。午前11時くらいに止まって1ミリも動いていない。タイヤが半分くらいまで雪に埋まってしまって。普通に前に進むこともできないくらい雪が積もってしまった」
視聴者提供
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寒気は25日にかけても流れ込み、東海地方は大雪になる見込みで、交通の乱れなどに今後も警戒が必要です。