「レーザー砲でドローン撃墜!」創作物のような話が現実に イギリス

ドローンやミサイル撃墜を想定。
イギリス海軍は2024年1月19日、開発中である高出力レーザー兵器「ドラゴンファイア」を用いて初めて空を飛ぶドローンの撃墜に成功したと発表しました。
「レーザー砲でドローン撃墜!」創作物のような話が現実に イギ…の画像はこちら >>進水直前の26型フリゲートの一番艦「グラスゴー」将来的にはレーザー兵器の搭載も考えられている(画像:BAEシステムズ)。
実験はヘブリディーズ諸島にある国防省の演習場で行われたそうです。イギリス国防省は同兵器について、約10年間にわたって約1億ポンド(約190億円)の投資を行い開発しています。
飛来するドローンやミサイル、航空機を撃墜することを想定していますが、現状で有効なダメージを与えるには、高出力のレーザーを約10秒間同じ場所に照射し続ける必要があるそうです。それは、1km離れたところから硬貨を撃つくらいの精度が必要だといいます。
ただ実用化されれば、レーザー照射1回につき約10ポンド(約1900円)しかかからないため、弾薬の大きなコストダウンにつながります。イギリス海軍では、2024年現在建造中の26型および31型フリゲートに搭載することを目指しています。