JPCZ 次第に西へ 滋賀県でも顕著な大雪に関する気象情報 交通への影響必至

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JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の影響で、北陸や近畿北部で雪の降り方が強まっています。今日24日は、北陸から山陰で雪の量が多くなるため、大規模な車の立ち往生など、深刻な交通障害が発生する恐れがあります。
福井県・滋賀県で顕著な大雪

今日24日は、今シーズン一番の強い寒気が流れ込み、日本海にはJPCZ※が顕在化。今朝にかけては北陸や近畿北部で大雪となっています。福井県では、「顕著な大雪に関する気象情報」が2回発表されました。今日24日午前3時までの6時間に、勝山市滝波町で36センチ、越前市粟田部町で26センチ。午前6時までの6時間に、敦賀で30センチの顕著な降雪が観測されました。強い雪は、嶺北では夕方にかけて、嶺南では夜遅くにかけて続きそうです。また滋賀県にも午前6時13分、「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されました。午前6時までの6時間に、長浜市余呉町柳ヶ瀬で37センチの顕著な降雪が観測されています。※「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。
山陰でも短時間の大雪に警戒を

今日24日は、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が次第に西へ移り、北陸や近畿北部だけでなく、山陰にも発達した雪雲が次々と流れ込むでしょう。短時間で積雪が急増し、大規模な立ち往生が発生する恐れがあります。不要不急の外出は避けるなど、予定の変更も検討してください。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を

もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。