「お金を払ったのに納車されない」と客から多くの苦情が寄せられている、バイク販売会社を経営する男。税金の滞納を隠して金融機関から融資を受けた詐欺の罪に問われ、25日に初公判が開かれました。
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起訴状などによりますと、名古屋市瑞穂区に住むバイク販売会社社長・朝田理被告(37)は、2023年2月に税金の滞納を隠して銀行から5600万円の融資を受けた詐欺の罪に問われています。25日、名古屋地方裁判所で開かれた初公判で朝田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
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名古屋市港区にある朝田被告の店では、あるトラブルが。(バイクを購入した男性)「もう…怒りしかない。『まだ納車日が決まらない』そんな話ばかり。何度も連絡していたのに」男性は約430万円でバイクを購入しましたが、1年以上経っても納車はされず、その後に返金を求めましたが、お金は今も返ってこないままです。
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警察によりますと、この店の納車トラブルを訴える人は全国に約90人、支払われた総額は約2億9000万円にのぼります。25日、検察側は冒頭陳述で「経営不振でバイクの納車が遅れる中、銀行から融資を受けるため、純利益が1000万円になるよう税理士に書類を改ざんさせた」と指摘しました。次回の裁判は、2月2日に行われます。