教職員のわいせつ事案「発端はSNS」 “不祥事”続き臨時校長会 今年度7人が免職処分に【新潟】

新潟県内では今年度、児童へのわいせつ行為などで7人の教職員が免職処分を受けています。不祥事が相次いでいる現状を受け、臨時の校長会が開かれました。

【県教育庁 高等学校教育課 市野正廣 課長】
「非違行為の根絶には至っておらず、県教育行政に関する県民の目はより厳しいこととなっている」

1月25日、県庁で県立高校の校長を対象にした臨時の校長会が開かれ、86人が出席しました。

県内では今年度、1月24日までに公立の小中学校や県立高校に勤務する14人の教職員が懲戒処分を受けていて、このうち7人が免職となっています。

また、免職処分を受けた7人のうち4人はわいせつ関連での処分に。

去年7月には商業施設で盗撮行為をした小学校の男性教師を、去年12月は女子高校生と淫らな行為をした県立高校の男性教師と少年にわいせつな行為をした小学校の男性教師を処分。

そして、1月22日には勤務先の学校のトイレ内で女子児童に対してわいせつな行為と盗撮行為をした会計任用職員の男性を処分しました。

相次ぐ不祥事に対し…

【県教育庁 石橋弘光 参事】
「当該の事項がすべて当該加害教員と当該の生徒等、被害者の個人的なSNS等のやりとりが発端となっている」

校長会ではわいせつ事案の発端が生徒と教職員との個人的なSNSのやりとりだったとして、今後、生徒と連絡先を交換する際は管理職に報告するよう通知しました。

【参加した校長】
「これまでも、ときどき職員には指導してきたが、きょうの研修も受けて、改めて機会を設けて指導していきたい」

【県教育庁 高等学校教育課 市野正廣 課長】
「現場は忙しいのは間違いないが、今回の指導の内容は至極基本的な事なので、それをもう一度確認してほしい。教職員、一人一人が自分のこととして捉えられるように学校で研修をしてもらいたい」

県教育委員会は1月末に小中学校の校長を対象にしたオンラインでの臨時校長会を開く予定です。