新潟市中央区の小学校では、自分たちが住む街の魅力をテーマにした動画制作の授業が行われています。1月26日には試写会が開かれ、力作が披露されました。
【飛田厚史アナウンサー】
「小学生が取り組んでいるのは動画編集。1カットへのこだわりはプロ顔負けです」
新潟市立新潟小学校6年生の児童が取り組んでいるのは、自分たちが暮らす地域の魅力を発信するPR動画の制作。
これは地域について学ぶ総合学習「大好きにいがたプロジェクト」の一環で行われているもので、6年生たちは現在「古町・本町地区で働く人の魅力」をテーマに動画を作っています。
児童たちは去年12月、街の魅力を発見するため、自ら古町・本町地区の飲食店などを取材し、映像の撮影やインタビューなどを行っていました。
自分たちで撮影した映像で街の魅力を伝えるため、編集作業では意見をぶつけあいます。
【児童】
「この映像使えるんじゃない?作業動画をずっと見せてもおもしろくない」
【新潟小学校 小林隆史 教諭】
「魅力を軸として動画をつなげているところは成長している」
児童たちのこだわりを詰め込んだ動画が完成し、いよいよ試写会が始まりました。
古町地区の老舗すし店を取材したこの動画で表現したかったのは…
【作品を制作した児童】
「お客様のためを思って店を営業しているという魅力を伝えるために作った」
音楽や字幕など細部にも工夫が…
【動画を編集した児童】
「字幕の読みやすい時間を決めたり、テロップの色を変えて背景の色と同じにならないようにした」
工夫を凝らして店主の人柄に迫りました。
【動画を見た児童】
「クオリティーがすごく高くて、真似したいところがすごく多くてよかった」
試写会の後は感想を共有し、さらに編集を続けます。授業を通して児童には様々な夢も生まれたようです。
【作品を制作した児童】
「動画編集の仕事もしてみたくなった」
新潟小学校は完成した動画を動画投稿サイトYouTubeなどで公開し、地域活性化につなげる考えです。