【東京】木原稔防衛相は26日午前の記者会見で、25日に米軍伊江島補助飛行場(沖縄県伊江村)でパラシュート降下訓練をしていた米兵3人が、同村内の民間地に落下した件について「誤降下」と説明し、米側に原因究明と再発防止を申し入れたと明らかにした。 一方、米軍はパラシュート降下訓練を巡って、昨年12月以降、伊江島飛行場の滑走路の状態が悪いことを理由に、米軍嘉手納基地で「例外的」に降下訓練を実施。防衛省も「現地調査の結果、大型輸送機の安全な離着陸が困難な状態」としていた。 そのため、今回の伊江島での訓練実施は、米軍の従来の説明と矛盾すると県側は指摘している。 木原氏は「固定翼機か回転翼機か、機種の大きさ、伊江島補助飛行場の滑走路で離着陸したのかどうかも含め、米側に事実関係を確認している」と述べた。 その上で「伊江島の滑走路使用が早期に再開されるよう、引き続き米側に強く働きかける」との考えを示した。「誤降下」と木原稔防衛相 パラシュート訓練で米兵の民間地落下…の画像はこちら >>