1月3日、愛知県弥富市のアパートに火をつけ、知人3人を殺害した疑いなどで逮捕された男が、犯行後に死亡した男性のことを「丸焦げになった」などと周辺に話していたことが新たに分かりました。
逮捕の男 死亡した男性が 「丸焦げになった」と周囲に話してい…の画像はこちら >>
(後藤さんと容疑者の知人)「(容疑者は)自分に『後藤さん丸焦げだ。真っ黒けだぞ』と言った。『どうしてわかる?』と言ったが…」死亡した男性のことを「丸焦げ」などと周囲に話していた、容疑者の男。逮捕された弥富市鍋平に住む会社員・佐藤忍容疑者(61)は、1月3日の午前8時ごろ、弥富市平島町にある木造2階建てのアパートに火をつけ、いずれもアパートの住人で知人だった201号室の後藤一夫さん(66)、それに102号室で同居していた窪米三さん(68)と南由美さん(57)の男女3人を殺害した、現住建造物等放火と殺人、殺人未遂の疑いがもたれています。亡くなった3人のうち、後藤さんと佐藤容疑者は一緒に飲食する仲でしたが、犯行後、佐藤容疑者が「後藤さんが丸焦げになった」などと周囲に話していたことが新たに分かりました。
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(後藤さんと容疑者の知人)「後藤くん(66)が2階で死んでいる。『その子が丸焦げだ』と(佐藤容疑者が)話した。『真っ黒焦げと見えるわけないわ。綱(規制など)があって、入れないはずなのに。なんでわかる?』って私は言った」自らの犯行を周囲に気づいてほしかったのか。これまでの調べに対して佐藤容疑者は、容疑を認めているということです。警察は佐藤容疑者が、アパート1階の102号室の前に置かれていた衣服などに何らかの方法で火をつけたとみています。捜査関係者によりますと、この部屋に住んでいた窪さんと南さんの2人を狙って犯行に及んだ可能性があるということです。
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逮捕される前日、佐藤容疑者と会った人たちは佐藤容疑者が3人を殺害するようには見えないと話します。(容疑者を知る人)「一緒にコーヒーを飲んだりして。あの人が何でやったのかなと思って」「(ことし会ったのは)1月7日が初めて。(Q.その時の様子は?)全然、まったく普段と変わらん」また、事件当日の火事が起きる直前に佐藤容疑者と会っていたという女性によると、佐藤容疑者は次のように話していたということです。(火事直前に容疑者と会った女性)「(火事直前の1月)3日の朝、うちに訪ねてきて。ごみ屋敷(火事になったアパート)のことを『そのうち火事になるわ』と話していた」知人だった男女3人の命を奪うに至った動機は何だったのか。警察は佐藤容疑者と被害者3人との間に、何らかのトラブルがあったとみて詳しく調べています。