”耳にたこができる”を再現したアイテムが大人気 「天才的発想」絶賛の声相次ぐ

「耳にたこができる」──。同じ話を何度も聞かされる、という意味の慣用句だ。ここで言う「たこ」は指に摩擦を繰り返したことでできる出来物の「胼胝」であり、海洋生物の「蛸」とは無関係である。
だが、最近、巷では「海のたこ」が耳に生えるアイテムが大人気になっていて…。
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件のアイテムは、「タコの耳栓」だ。ガラス製で、本当に耳からタコの足が生えているかのように錯覚する衝撃的なビジュアル。「たこ」違いではあるものの、メジャーな慣用句を再現したアイテムとなっている。

同商品は1月19日から、全国のガシャポンで発売中だ。「タコ(生)」「タコ(茹で)」「イカゲソ」など全6種類扱っており、お値段は1回400円。
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斬新すぎる商品はネットでも話題を呼んでいる。「見た瞬間に一目惚れした」「これつけて電車乗りたい」「発想が天才すぎる」など、魅了される人が続出。
また、「探しに行ったけど売り切れてた…」「ガチャ見つけるけどことごとく売り切れ」「人気みたいでまだお目にかかれてない」など、入手するのに苦労している人の声も見受けられる。大人気になったタコの耳栓はいかにして爆誕したのだろうか。
同商品の発売元であるか株式会社いきもんに取材した。

いきもんの広報担当者によると、もともと「タコの耳栓」はガラス作家・平野元気さんが製作したものだったという。昨年5月、海に関する作品を集めた「磯マーケットフェス」で同商品が展示され、SNSで話題に。
これをガシャポンで商品化できないかと考え、平野さんに依頼したとのこと。前出の広報担当者は「ガシャポンは何種類か入っているので、タコ以外の面白いものも入れたいと思い、イカゲソなども加えました」と、制作の裏側を明かす。

通常のタコの足だけでなく、「ヒョウモンダコ」や「メンダコ」など”変化球”も揃えているので、ガシャポンをする際のワクワク感が増すことだろう。
ちなみに、「耳栓」としての機能を尋ねると、「どちらかというとタコのクオリティーに重きを置いているので、見た目を重視していけただければと思います。重くないので、イヤホンを付ける感覚で利用いただけます」(前出・広報担当者)とのことだった。
遮音性よりは家族や友人を驚かせるのに使うのがいいかもしれない。先述したように、この商品はかなり人気のようで…。
「完売したお店も多いです。大量生産する商品ではないので、完売したら入荷することはありません。ただ、再販の予定もあるのでご安心いただければと思います」(前出・広報担当者)。今回の反響を受けて、続編の企画も検討しているとのこと。
今後、あらゆる場所で、”耳にたこ”ができた人を見かけるかもしれない。
(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)