結婚使用と思える年収のハードルは600万円、出産や住宅購入のハードルはいくら?

SMBCコンシューマーファイナンスは、20歳~29歳の男女1,000人を対象に実施した「20代の金銭感覚についての意識調査2024」の結果を1月29日に発表した。同調査は、2023年12月13日~15日の期間、インターネット形式で実施された。

ライフイベントと年収の関係についての調査として、結婚しようと思える年収を尋ねたところ、年収400万円でしようと思える割合(「年収400万円あれば」までの合計)は29.1%、年収500万円でしようと思える割合(「年収500万円あれば」までの合計)は45.2%、年収600万円でしようと思える割合(「年収600万円あれば」までの合計)は56.1%となり、半数以上を占めるという結果になった。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」という回答も21.8%得られた。

出産・子育て(1人)しようと思える世帯年収額を尋ねたところ、20代の半数以上がイメージできるのは、前回調査では年収700万円(57.2%)、今回調査でも年収700万円(51.4%)であったという。また、「年収がどんなに多くても、したいと思えない」と回答した人の割合は、前回調査では19.5%であったが、今回調査では24.3%と、4.8ポイント上昇した。

自家用車を購入しようと思える世帯年収額を尋ねたところ、年収400万円でしようと思える割合は33.2%、年収500万円でしようと思える割合は46.0%、年収600万円でしようと思える割合は54.3%と、半数以上が自家用車の購入をイメージできるのは年収600万円となった。

住宅を購入しようと思える世帯年収額を聞いたところ、20代の半数以上がイメージできるのは、前回調査では年収800万円(54.2%)だったのに対し、今回調査では年収900万円(52.7%)と、ハードルが上がる結果となった。