持病の「薬」を勘違いされた女子高生が教師をボコボコに 両者に批判集まる

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アメリカの高校で、教師に暴力を振るった女子生徒が罪に問われる事態に発展した。『Daily Mail』『New York Post』などが伝えている。

10日、ミズーリ州の高校に通う女子生徒が、薬を服用するために自身のロッカーに向かった。女子生徒には発作の持病があり、それを抑える薬だった。
女子生徒がロッカー内に置いていたバッグの中からその薬を取り出したところ、後ろを女性教師(65)が偶然通りかかった。薬を「違法薬物」と思い込んだ教師は、女子生徒を叱りつけてバッグごと取り上げたという。

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怒った女子生徒は、バッグを取り返そうとして教師に殴りかかった。取っ組み合いの小競り合いに発展したため、周囲は騒然。その様子を動画撮影していた生徒がいたようで、後日、動画がSNSに投稿されて拡散した。
動画には、女子生徒が教師を両足で挟みながら、繰り返し顔面を殴りつける様子が映っている。すぐに周囲の生徒らが止めに入り、2人は引き離されて騒動は一旦収まった。
しかし直後に警備員が駆けつけて女子生徒に手錠を掛けると、持病の発作が起こってしまった。女子生徒が病院に搬送されたかは不明だが、命に別状はない様子だ。

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暴行を受けた教師は病院に搬送され、現在も治療を受けている。教師のパートナーである男性によると、教師が「待って」と伝えても、生徒は聞く耳をもたずに一方的に暴力を振るったそうだ。
現在、教師は「何が起きたかわからない」と話して、涙を流しているという。
この騒動を受けて、同州のセントルイス警察署の広報は、暴行罪で女子生徒を起訴する意向を発表している。

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このニュースが報じられると、ネット上では「先生を殴るなど、絶対に許されない」「理不尽なことを言われても、暴力では解決できません」「逮捕は妥当。普段から素行が悪いから疑われた」などと、女子生徒に批判的な声が集まった。
一方で、「被害者は女子生徒。命がかかっているし、殴るしかなかった」「違法薬物と決めつけるなど教師失格。生徒が死亡していたら加害者は先生だった」「リスペクトされたければ、相手をリスペクトしなくちゃ」などと、教師を批判する声もある。