電動キックボードによるひき逃げの瞬間を防犯カメラが捉えた 歩行者は1~2メートル飛ばされ大けが

3日、名古屋の路上で電動キックボードによるひき逃げ事件が起きました。男性は1~2メートルほど跳ね飛ばされ、大けがをしました。
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3日午後5時過ぎ、中区栄の防犯カメラの映像です。電動キックボードに乗った人物が映っています。次の瞬間、電動キックボードと歩行者が衝突。歩行者の男性ははね飛ばされ、道に倒れ込みます。その後、男性は何とか立ち上がり、歩道へと避難しますが、あろうことか電動キックボードは現場から走り去ったのです。(大野和之記者)「電動キックボードは、一方通行の道を逆走して男性にぶつかりました」
CBC
ひき逃げが起きたのは、中区栄の飲食店やホテルなどが立ち並ぶ繁華街です。警察によりますと、はねられたのは、東区に住む自営業の47歳の男性。病院に運ばれましたが、鎖骨を折るなど大けがをしているということです。
電動キックボードを運転していたのは20代くらいの男とみられ、男性とぶつかる直前に減速を試みたのか、赤いブレーキランプが光っているのが見えますが。
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別の防犯カメラの映像では、はねられた男性が前の方に1~2メートルほど飛ばされていたことが分かります。免許なしでも気軽に乗れるようになった電動キックボードの危険性が垣間見えた瞬間です。
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一方通行ということもあり、はねられた男性は道を渡る際、背後から車両が来ることは想定できていなかったようです。歩道上にうずくまる男性のもとには、居合わせた人が駆け寄り介抱します。(介抱した人)「『椅子とか持ってきましょうか』ってお聞きしたら、『ちょっと動くのが辛いので、このままで動きたくない』と。男の人でしたけれど、ちょっと涙ぐんでたから、相当痛かったんだと思います」
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そして被害にあった男性にも話を聞きました。(被害にあった男性)「自営業なので今後の営業もできないし、生活どうしようかなという感じ。全部悪いとは言わないので『出頭して私とちゃんと話をしましょう』と伝えたい」Q電動キックボードの印象は変わった?「もともと怖いなと思っていた。やっぱり危ない」
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警察はひき逃げ事件として、電動キックボードを運転していた男の行方を追っています。