運転中の洗濯機に思わぬ危険 消費者庁の注意喚起に「コレは怖い」「気を付ける」

洗濯機を使用している最中、洗濯機の下に何かを落としたりしたことはありませんか。
ほかにも、掃除機の下を掃除をしたくなった経験もあるかもしれません。
そんな時、絶対に洗濯機の下に手を伸ばしてはいけません。実は家庭の洗濯機の下には、思いのほか危険が潜んでいるのです。
消費者庁からの注意喚起をもとに、その理由を解説します。
一見すると単なる空間に見えるかもしれませんが、運転中の縦型洗濯機の下はかなり危険。過去には、2歳の子供が運転中の洗濯機の隙間に手を入れてしまい、大ケガをするという事例も存在するのです。
しかし、一体なぜ洗濯機の下がそんなに危険なのでしょうか。答えは、洗濯機の構造にありました。
運転中の洗濯機の下が危険なのは、洗濯槽を回転させるモーターがむき出しになっているからです。
消費者庁によると、運転中の洗濯機の下に手を入れると、このモーターに接触し、ケガをする恐れがあるのだそう。縦型全自動洗濯機本体には、底に手などを入れないよう、注意表示が書かれているそうですが、「知らなかった」という人も多いのではないでしょうか。
そのため、洗濯機メーカーからもいくつかの注意点が出されています。
・平らな床に設置すること
・防水パンの上に設置する場合は、隙間の空かない防水パンの上に設置すること
・排水口の位置が洗濯機の底部にくるためかさ上げする場合は、各洗濯機メーカーが推奨するかさ上げ部材および底部への手の挿入を防止するカバーを使用すること
消費者庁 ーより引用
これらのポイントを遵守することで、思わぬ危険から守られるのです。
洗濯機の下だけでなく、洗濯槽の中に手を入れる際も、注意が必要です。
例えば、途中でものを洗濯物を追加したり、取り出したりという行為は危険です。回り始めてすぐや、停止ボタンを押して止まり始めたタイミングなど、「ゆっくり動いているだけだから大丈夫」と思うような瞬間でも、手を出すのはやめましょう。
回転する洗濯物に指や手を絡め取られ、思わぬ事故につながる恐れがあります。
洗濯機に手を出していいのは完全に動きが止まっている時だけと覚えておきましょう。
皆さんも、洗濯機を使用する際は十分に注意して、安全に使用しましょう。特に小さい子供がいる家庭では、手が入り込むような隙間ができていないか今一度、確認し、対策することをおすすめします。
[文・構成/grape編集部]