結露で濡れた窓、対策は? 花王の情報に「意識します」「気を付ける」

寒い冬に気になるのが「結露」です。やっかいな結露を抑えるためにはどうしたらいいのでしょうか。結露の発生をなるべく防ぐ対策法を紹介します。
冬の朝、「窓ガラスが水滴でびしょびしょになっていて困る」という悩みを抱えている人も多いでしょう。
この水滴を「結露」といいますが、放っておくと部屋が汚れるだけでなく、窓枠や窓サッシ、カーテンなどにカビが発生してしまうおそれがあります。トラブルを防ぐためにはしっかりと対策を行うことが大切です。
結露を防ぐ対策法を教えてくれるのは、花王株式会社のデジタルプラットフォーム「My Kao(マイカオウ)」です。
7つの対策法を紹介しており、その中から今日からすぐできる4つの方法を解説します。
室内の結露対策で特に重要なのが、湿気がこもらないように「換気」を行うことです。
換気する時間の目安は1回10分程度です。空気の通り道をつくるために窓を2か所開けましょう。
しかし、暖かい部屋に冷たい空気を入れるのはちょっと嫌ですよね。なるべく部屋の温度を下げずに効率よく換気するには、以下の方法を参考にしてみてください。
・暖房器具の近くの窓を開け、入ってくる冷気が暖められることで室温の低下を防ぐ。
・窓を全開にするより、一方向の窓を少しだけ開けて、常時換気をおこなうことで室温変化を抑える。
・人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れることも、室温を維持するために有効。
My Kao(マイカオウ) ーより引用
外気との温度差が結露の原因になるので、暖房の温度をどんどん上げて外気温との差が大きくなれば、結露はできやすくなります。そのため、暖房だけに頼るのではなく、室内用の防寒着を着るなどで寒さ対策をしましょう。
また、湿度が上がると結露が発生しやすくなります。快適に過ごせる湿度の目安は40~60%程度といわれているので、それ以上高くならないように調整しましょう。
暖房器具の中でも石油ストーブやガスファンヒーターなどは、燃焼時に大量の水蒸気が発生し結露が発生しやすくなります。結露を防ぐためには、エアコンや電気ストーブ、オイルヒーターがおすすめです。
窓付近に停滞している空気を循環させるために、サーキュレーターを窓に向けて設置するとよいです。
また、暖かい空気は上に移動し天井付近にたまりやすくなりますが、サーキュレーターを使うことで部屋全体に暖かい空気が行き渡り、暖房効率を上げる効果もあります。
結露をできるだけ抑えるための対策法を紹介しました。結露を放っておくとさまざまなトラブルにつながるので、日ごろから結露対策に心がけましょう。
[文・構成/grape編集部]