トランスジェンダーの女が母親を殺害か 惨殺遺体と投げ捨てられた犬の死骸も

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アパートで殺害された50代の女性。大事に飼われていた犬も刺され、投げ捨てられていた。ショッキングな事件について、『New York Post』『ABC7 New York』などアメリカのメディアが伝えている。

アメリカ・ニューヨーク州で暮らすA(36)は男として生まれたが、「女性になりたい」という願望があった。
最近ではそれに抗えなくなり、「トランスジェンダー女性」として暮らすように。仕事も順調だったようで、10年ほど前からある学校のティーチングアシスタントとして勤務していた。
私生活では母親のドナ・ハイマンさん(58)と一緒にアパートで暮らしており、大きな問題を起こした過去や逮捕歴などもなかったという。

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そんなある日のこと、ドナさんの家族が警察に通報。「ドナから電話があったのですが、悲鳴しか聞こえませんでした」「様子を見に行ってほしい」と言うのだ。
すぐに出動した警察は、ドナさんが暮らすアパートのロビーにいる血まみれのAを発見。続いてメッタ刺しにされて死亡しているドナさんを発見した。ドナさんの遺体には、60ヶ所近い刺し傷と切り傷が残っていた。
またドナさんの愛犬であるプードルの死骸も発見し回収したが、そちらは9回ほど刃物で刺されたあとにアパート11階から投げ捨てられたとみられている。
警察が来る前にAは隣人に声をかけられ言葉を交わしていたが、「私なら大丈夫。でも母は死んだわ、自殺したの」などと話していたようだ。

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Aは「母親が飼っていたプードルに噛まれ、母親と喧嘩になった」「その後に犬を刺したところ、ナイフを持った母親に襲われた」などと説明した。
Aの胸部には確かにいくつかの傷があったが、どれも浅い。当局はAが母親と犬を殺し、襲われたと見せかけようとしたとみて捜査を続けている。ただ犬に噛まれた事実はあるようで、太ももには噛まれた傷が残っていた。
犯行動機などは報じられていないが、市民からは「女性ホルモンで精神的なバランスが崩れていたのではないか」「女性用の刑務所には入れないでほしい」といった声が上がっている。