タクシー配車DiDi、同じアプリで運転代行もマッチング 4月から沖縄本島中南部を中心に 10~15分での配車目指す

タクシー配車アプリ「DiDi」を提供するDiDiモビリティジャパン(東京)は7日、同社初の運転代行配車サービスを3月27日に沖縄本島中南部を中心とした一部エリアで開始すると発表した。サービスに参加する運転代行の車両と利用者をマッチングする。平均10~15分程度の配車を目指すという。

タクシー配車と同じアプリを使うため、すでにインストールしていれば、すぐに使える。利用方法はほぼ同じで、タクシーと代行のどちらかを選択する画面が加わり、代行は目安の料金も表示される。
同社はタクシー配車サービスを全国15都道府県で展開しているが、人口に対する沖縄の利用率は全国トップで、3人に1人がアプリをダウンロードしている計算になるという。運転代行の市場も大きいと判断し、沖縄での展開を決めた。
沖縄本島中南部と、北部では恩納村、宜野座村、金武町で始め、エリア拡大を検討する。すでに運転代行事業者100社程度の加盟を予定しており、今後も増える見通し。
同社の鈴木邦彦マネージャーは「DiDiを使えば運転代行も確実に、簡単かつ早く来る。県民の移動の選択肢になれば」と話した。(政経部・大城大輔)

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