〈にいがた新鮮組〉高値続く“鶏卵”… スーパーは「目の前が真っ暗」 鳥インフルで供給不足

気になる食の価格や旬の情報をお届けする〈にいがた新鮮組〉。

今回は、卸売価格が過去最高値の水準が続いている「鶏卵」について。新潟市のスーパーで影響を取材しました。

【杉山萌奈アナウンサー】
「こちらのスーパー、毎週月曜日は卵の特売日です。プライス表を見てみますと、10個入り1パック178円。ただ1年前は98円で販売、過去最高値だということです」

【いちまん 高井栄二郎 店長】
「卵の卸売り価格が毎週毎週ずっと上がり続けている。今年に入ってから、ずっと1週間ごとに上がっている」

卵の特売では、利益なしで提供してきた新潟市西区のスーパー「いちまん」。毎週少しずつ値上げせざるを得ず、今では倍近い値段です。

JA全農たまごによりますと、東京の卵・Mサイズ1kg当たりの卸売価格は今月327円と、1年前に比べると2倍近い値上がりです。

【客】
「きのう、ほかのスーパーに買いに行ったが、売り切れていて、どうしようかと思って見に来たら、ここに売っていて購入した」

【客】
「(高くても)買いたい。あれば料理のレパートリーが増える」

鳥インフルエンザの影響で鶏卵の供給量が減り、いちまんでは1日当たりの仕入れ量は20パック減少。色も白に限定されていることで、購買行動に変化も。

【いちまん 高井栄二郎 店長】
Q.仕入れる量が減っても売れるペースが落ちている?
「落ちている」

Q.それだけ卵控えしているお客が多い?
「節約志向が高まっている」

卵を手に取るのをためらう人の姿や…

【杉山萌奈アナウンサー】
「以前はLサイズの卵が人気でしたが、20円ほど安いMサイズの卵が売れる傾向に変化しています」

【いちまん 高井栄二郎 店長】
「いつ落ち着くのか、全然。目の前が真っ暗。早く光が見えれば」

消費者側も販売側も価格が安定される日が待たれます。