【速報】焼けた車の中に遺体 大多喜の林道、男性20代~40代ぐらい 千葉県警、50人態勢の特別捜査班を設置 死体遺棄事件で捜査

大多喜町大田代の町道で7日午前9時10分ごろ、通行人が焼損した車を発見した。通報を受けた警察官が車内から20代~40代ぐらいの男性の遺体を見つけた。県警は現場の状況などから死体遺棄事件として、勝浦署に約50人態勢の特別捜査班を設置し捜査する。
県警捜査1課によると、現場は山林内。車は道から外れて正面から斜面にずり落ち、樹木に引っかかった状態で止まっていた。ほぼ全焼し、フレームしか残っていなかった。
県警は9日に司法解剖を行ったが、遺体の損傷が激しく死因は判明しなかった。死後数日経過しているとみられる。遺体が車内から見つかり、車が燃える前に男性が死亡していた可能性があることなどから、遺体が遺棄されたとみている。
現場はいすみ鉄道上総中野駅から南西に約5キロの山間部。遺体が見つかったのは、丘陵地帯を抜ける車1台しか通れない舗装された道路で、道路脇斜面の樹木が焼け焦げていた。
同町大田代の70代男性は「8日の午前10時ごろ、警察官が前の道路を映している7日の防犯カメラ映像を見せてほしいと訪ねてきた。事件があったとは言っていたが、詳しくは聞いていない」と説明した。
別の男性(70)は「7日の昼過ぎに消防車とパトカーが通ったのを見た。車が燃えていたことは知らなかった」と話した。