副業の収入、「10万円以下」が9割 副業に費やす時間は?

mitorizは2月6日、「副業に関する調査」の結果を発表した。調査は2024年1月19日~21日、同社サービス「Point of Buy」の登録会員3,002名」(平均年齢50.8歳)を対象にインターネットで行われた。

副業経験のある578名を対象に「1か月のうち副業に充てている時間」を尋ねたところ、「5時間未満」(25.8%)や「5時間以上-10時間未満」(20.2%)を合わせて46.0%と、過半数に迫る人が月10時間未満であることが明らかに。一方で副業を50時間以上している人も9.2%見受けられた。

副業の収入に関しては、「1万円以上-3万円未満」(29.9%)が最も多く、次いで「3万円以上-5万円未満」(22.5)。10万円以上の収入を得ている人は10.6%と約1割にとどまった。

また、「副業をしてみたい」と回答した副業未経験者1,461名に「副業で稼ぎたい月収」を尋ねたところ、「3万円以上-5万円未満」(30.2%)が最多。「1万円未満」の割合をみると、「稼ぎたい」は3.1%だったのに対して、「稼いでいる」は16.8%と、理想と実際の収入状況に大きなギャップがあることがわかった。

次に、mitoriz登録スタッフ1,172名を対象に「就労状況に関する調査」(2023年5月9日~15日)を実施した。

その結果、「他でも仕事をしている」人は64.8%と、副業や兼業という形で働いている比率が高いことが判明。mitorizの仕事で得ている収入は、他でも仕事をしている場合は「1万円未満」(56.8%)や「1万円-3万円」(22.2%)が多く、mitorizのみで仕事をしている場合は「10万以上」の比率が最も高く41.5%だった。

最後にmitorizでキャストとして「働いている目的」を教えてもらったところ、副業や兼業で働いている人は「スキマ時間を有効活用するため」(62.6%)が最も多く、次いで「生活費に充てるため」(51.0%)。一方、mitorizのみで仕事をしている人は「生活費に充てるため」(68.8%)が最も多く、7割に迫る結果に。専業で働いている方は「収入」を、副業や兼業で働いている方は「時間の有効活用」を働く目的として重視している傾向が見て取れた。