5年にわたり送迎時に…全介助必要の20代女性にわいせつ行為 43歳の男を3度目の逮捕【新潟】

2019年から2023年にかけて、障害のある全介助が必要な20代女性に対し、その女性を送迎する車内において複数回わいせつな行為をした疑いで元団体職員の男が逮捕されました。

準強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、新潟市南区月潟に住む元団体職員で現在無職の細海敏也容疑者(43)です。

細海容疑者は2019年から2022年の5年間にわたり、三条市内の車内で20代女性に対し、4回にわたってわいせつな行為をした疑いがもたれています。

警察によりますと、細海容疑者は当時、訪問介護や障害者支援をする団体職員として働いていて、被害に遭った女性は障害のある全介助が必要な福祉施設の利用者でした。

福祉施設から女性の自宅へ送迎する際、抵抗できない女性と2人きりになる状況を利用し、車内でわいせつ行為に及んでいたとみられる細海容疑者。

これまでに不同意性交等致傷と準強制性交等の疑いで2回逮捕されています。

細海容疑者は当初、自ら出頭し「わいせつな行為をした」と容疑を認めていましたが、2度目の逮捕時には「弁護士と話したい」として警察の調べに応じていませんでした。

その後の余罪捜査からさらなる犯行が発覚し、3回目の逮捕となった今回、細海容疑者は警察に「弁護士と相談してから決めたい」と答えるなど、警察の調べに応じていないということです。

警察は細海容疑者にまだ余罪があるとみて捜査を続けるほか、他にも被害者がいないか詳しく調べています。