何センチ出せばいいか、知ってる? ライオンが教える『歯磨き粉の適量』とは

歯を磨く際、あなたは歯磨き粉をどのくらい使っているでしょうか。
「あまり気にしていない」という人がほとんどかもしれませんが、どのくらいが適量なのかが気になるところ。
そこで、大手生活用品メーカーのライオン株式会社(以下、ライオン)に、歯磨き粉の適切な量を聞いてみました。
――歯磨き粉はどのくらいつけるといい?
一般的なフッ素配合歯磨き粉の場合、大人では1~2cmが適量。フッ素は市販歯磨き粉の9割以上の製品に配合されている薬用成分です。
そのフッ素の効果を十分に発揮させるために、大人の場合は約1~2cmを目安に歯磨き粉を使うといいでしょう。
――歯磨き粉の量が多すぎる、少なすぎることのデメリットはある?
歯磨き粉の量は多すぎても少なすぎても、効果や使用感が損なわれます。
歯磨き粉は適量を使用することで、効果のみならず、泡立ちや香味といった使用感の面でも気持ちよく使えるよう設計されています。
そのため、付けすぎると泡が立ちすぎる、香味が強すぎるなど、使用感が損なわれるのです。
一方、付ける量が少なすぎると、期待する効果が得られないだけでなく、泡立ちが少ないなどやはり使用感に影響します。
※写真はイメージ
――歯磨き粉を使う上での注意点はある?
歯磨き粉に配合されているフッ素は、歯磨きをしている時に作用するだけはありません。歯磨きをした後も歯や粘膜などに残り、少しずつ唾液と混ざり合うことで効果を発揮します。
フッ素の効果を高めるためにも、すすぎは少量の水で1回程度がおすすめです。
――歯磨き粉の保管や使用方法で注意点は?
歯磨き粉は未開封の状態で通常の環境に保存した場合、製造から3年間経過しても有効性、安全性はもちろん、使用感上も問題がないように設計されています。
そのため、製造から3年を目安に使うようにしてください。また、開封した後は早めに使い切ってください。
ちなみに、ライオンの製品であれば「製造日をウェブサイトで確認することができます」とのことです。
使用期限・保管/廃棄方法
歯磨き粉は量が多すぎても少なすぎても、期待する効果や使用感が得られません。また、口をすすぐ水の量にも要注意です。
本記事で紹介したポイントを覚えて、効果的に歯をきれいに磨きましょう!
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]