子供の頃、「チョコレートをたくさん食べると鼻血が出るぞ!」といわれたことはありませんか。
漫画などでキャラクターがチョコレートを食べすぎて、鼻血を出す描写が登場することもありますよね。これは実際に起こることなのでしょうか。
「チョコレートを食べると鼻血が出ると聞きますが、本当ですか」という疑問に対し、日本チョコレート・ココア協会は以下のように回答しています。
「医学的には、チョコレートと鼻血について関係があるという報告はありません」
昔からよく耳にすることではあるものの、実際の報告はないとのことでした。その一方で、このようにも解説しています。
「チョコレートには、血行をよくする物質が含まれていますので、体質によって鼻血の原因になる可能性を、完全には否定できません」
チョコレートには、 血管を拡張させ、血流量を高める効果のあるテオブロミンが含まれています。
また、毛細血管を丈夫にして、血流を促進する働きのあるポリフェノールも豊富。
そのため、「体質によってはこれらの効果により、一時的に毛細血管が刺激されて出血するような可能性を否定できない」といいます。
もちろん「これらの仮説についても医学的な報告はない」とのことです。
※写真はイメージ
2月はバレンタインデーにチョコレートをたくさんもらうこともあるでしょう。その際は、嬉しくても食べすぎないよう、注意したほうがいい…かもしれません!
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]