季節外れのポカポカ陽気「暑い…」5月並みの暖かさに イチゴの色づきも進む【新潟】

高気圧に覆われ、連日、季節外れの暖かさとなった新潟県内。新潟市南区では旬を迎え始めたイチゴの色づきが進み、春の訪れを告げています。

【記者リポート】
「午前10時すぎの新潟市中央区。日差しも暖かく、薄手の上着一枚でも寒さを感じない、そんな陽気です」

高気圧に覆われ、各地で気温が上がった2月19日の県内。

日中の最高気温は上越市(高田)で22.5℃、関川村で19.3℃など、4つの地点で2月の観測史上最高を更新し、多くの地点で5月並みの暖かさとなりました。

【街の人】
「暖かい。春みたい。いつもはダウンを着ているが、きょうは着ていない」

この暖かい陽気の中、新潟市南区の果樹園では…

【長谷川珠子アナウンサー】
「午後1時すぎの新潟市南区。曇り空ですが、風は暖かく過ごしやすい。農業用ハウスに入りますと、中の温度は25℃で旬を迎え始めたイチゴ狩りを楽しむ人の姿があります」

イチゴの色づきが進んだことから、急遽18日から食べ放題のコースを開始しました。

【白根グレープガーデン 笠原誠 主任】
「イチゴも喜んでるというか、本当にきれいに色づいて、おいしく仕上がっていると思う」

気温が上がったことでイチゴが実りはじめ、受粉を手伝うハチも大忙しの様子です。

19日は多くの家族連れなどが訪れ、甘いイチゴを堪能していました。

【訪れた人】
「甘かった~」

【訪れた人】
「やわらかい」

【訪れた人】
「やわらかくて、大きくて、おいしい。イチゴ狩り日和」

しかし、農業用ハウスの中は外よりも暖かく、東京に住む孫と久しぶりに会った女性は…

【祖母】
「汗と涙と…すごい。来年小学生になるので、なかなか平日はこっちに来られない。それで最後かなと思うとちょっとね」

【母親(東京から)】
「寒いことを予想してすごいたくさん着込んできたが、すごく暑い」

訪れた人はイチゴをほおばり、ひと足早い春を感じていました。