被害なしもキャンセル相次いだ旅館… “北陸応援割”に期待の声「問合せの電話鳴りやまない」【新潟】

能登半島地震の影響を受けた観光業を支援する北陸応援割について2月27日、事業者への説明会が開かれました。予約のキャンセルが相次いだ旅館からは、期待の声が聞かれました。

北陸応援割の対象となる新潟市西蒲区の老舗旅館・高島屋では、女将の高島基子さんが県のオンライン説明会に参加していました。

【高島屋 高島基子 女将】
「なかなか、色々な厳しい条件がある中の今回の応援割だなと思った」

Q.疑問に思ったことは?
「独自で出している割引券の含み方、計算の方法が各宿で違うことがあるのかなと。あとで確認することになると思う」

高島屋では元日の地震による被害は受けなかったものの、余震などを心配した宿泊客によるキャンセルが相次ぎました。

【高島屋 高島基子 女将】
「(地震)発生一時間後くらいからキャンセルの電話が鳴りやまないような状態で、だいたい総括すると240万円くらいはキャンセルが出たのではないかと」

こうした中で1月、岸田首相が実施を表明した北陸応援割への反響は大きく、一日あたり30件ほどの問い合わせがあると言います。

【高島屋 高島基子 女将】
「毎日、問い合わせの電話が鳴りやまないほどに入っていて、その対応に今追われているところ」

2月27日の説明会では、時間の都合で回答が得られなかった質問もあったということですが、これから一つずつ確認して準備を進めていく考えです。

【高島屋 高島基子 女将】
「応援割で来ていただいたお客様に、もう一度来ていただく新潟であるということが大事だと思うので、もう一度、必ず来ていただける努力をサービス面でもしていきたい」