能登半島地震の影響を受けた観光業を支援する北陸応援割について2月27日、事業者への説明会が開かれました。
【記者リポート】
「北陸応援割について、事務局による説明が行われています。画面の向こう側には300以上の参加者がいるということで関心の高さが伺えます」
27日に開かれたのは、3月に始まる「北陸応援割」の事業者向けの説明会です。
1月の能登半島地震後風評被害などの影響を受ける県内の観光業。
県旅館ホテル組合によりますと、2月26日時点で約3万7000人の宿泊予約がキャンセルされ、損害額は5億円近くに上っています。
こうした中、観光需要を後押ししようと、新潟など4県で行われるのが「北陸応援割」で、県内では3月16日から開始。
参加する事業者の旅行・宿泊料金が50%割り引きとなり、限度額は宿泊単体の商品で1予約、1人当たり2万円などとなっています。
説明会には、午前・午後で合わせて800以上の事業者などが参加し、事務局側が注意点や金額の計算方法などを説明すると、事業者側からは「1予約」の定義などについて質問が相次ぎました。
【県観光企画課 笹川真由美 課長】
「なるべく多くの方に観光に来ていただいて、観光需要の回復につなげていけたらなと思っている」