黒ずんだ銀食器をピカピカにするには? メーカーのお手入れ術に「助かります!」

「ちょっと使っていなかった銀食器が真っ黒になってしまった」そんな経験はないでしょうか。慌てなくても大丈夫です。銀食器をピカピカの銀色に戻す方法を紹介します。
銀食器や銀製品は優しく輝く光沢が魅力ですが、しばらく使っていないと黒く変色して美しさが失われてしまいます。ただ、正しくお手入れすれば再び美しさを取り戻すことができます。
銀食器の特徴やお手入れ方法を紹介しているのは、燕商事株式会社の公式サイトです。
まずは、銀食器の特徴について知っておきましょう。
銀食器は高級感があり魅力あふれる食器ですが、『空気に触れると黒く変色する』というデメリットがあります。
銀のスプーンやフォークを毎日のように使っていれば変色することはないですが、しばらく使っていないと黒く変色してしまいます。
銀磨きを使ってお手入れする方法もありますが、スプーンやフォーク、銀のアクセサリーは細かな部分や繊細な装飾があって磨くのが大変です。
銀食器や銀製品の輝きを取り戻すためのアイテムもありますが、燕商事株式会社によると、身近なものを使って簡単にピカピカにできる方法があるそうです。
用意するものは、鍋、水、塩、アルミ箔です。どれも家にあるもので、無駄な出費にもなりません。
それでは、詳しい方法を見ていきましょう。
1.まず、最初に銀食器が油などで汚れている場合は中性洗剤などでその汚れを完全に洗い落してください。
2.鍋に水を入れ沸騰させ、そこにスプーン1・2杯程度の塩とアルミ箔を適当な大きさに切って入れます。
分量は適当で大丈夫です。ただし銀製品が完全に水没する位の水量は必要です。
3.沸騰したら黒くなった銀食器を投入、塩・アルミ箔と一緒に煮てしまいます。 目的の銀食器は完全に水に沈めてください。
再沸騰して5分もすれば充分です。不思議と黒かった銀食器が綺麗な銀色に生まれ代わります。
燕商事株式会社公式サイト ーより引用
なぜアルミ箔と塩を使うと銀食器がきれいな銀色に戻るのでしょうか。これは、電気分解によって銀の変色や汚れがアルミ箔に移ったからです。
この方法は、銀食器だけでなく銀で作られたものであればなんでも利用できるそうです。例えば、「銀のアクセサリーを身につけたまま温泉に入り、硫化水素に反応して黒くなってしまった」という場合も、驚くほどきれいな銀色に戻るそうです。
銀食器はどうしても変色してしまうものです。しかし、しっかりとお手入れすれば、美しい輝きを取り戻すことができるので、ぜひ紹介した方法を試してみてください。
[文・構成/grape編集部]