OpenWorkは2月26日、「新卒入社vs中途入社評価がフラットな日系大手企業ランキング」を発表。調査は、設立50年以上・従業員1,000人以上、総合評価3.0点以上の日系大手企業を対象に、新卒入社者と中途入社者による総合評価スコアをそれぞれ集計し、差異が小さい企業をランキング化した。
「新卒入社vs中途入社評価がフラットな日系大手企業ランキング」の結果、トップ5には、1位「住友生命保険」、2位「あいおいニッセイ同和損害保険」、3位「リクルートホールディングス」、4位「セイコーエプソン」、5位「伊藤忠テクノソリューションズ」が並び、トップ2社が保険業界の企業となった。
上位30社のスコアを見ると、中途入社者による総合評価スコアが新卒入社者による評価を上回ったのは17社。「新卒文化」のイメージがある日系大手企業だが、ランキング全体を通じて、中途入社者による評価の方がわずかに高いという結果に。
ランクイン企業のクチコミを見ると、自社が中途採用に力を入れており、入社形態にかかわらず社員が分け隔てなく意見を交わすことができる職場環境を評価する声が、新卒・中途入社者の双方に共通して見られたほか、評価制度の特徴として「実力主義」「日系大手企業によく見られた年功序列からの変化が見られる」などの声も寄せられ、社員の頑張りに報いる報酬体系や評価制度は新卒・中途入社者の双方から高く評価されるポイントと言えそう。
「特に、中途入社者にとっては、これまで新卒一括採用がメインだった企業に転職するにあたって、仕事に挑戦する機会や評価が平等であるかは懸念の一つと思われ、企業側もさまざまな人材が力を発揮できる報酬体系や評価制度等の改善の必要性があることが伺えた」と同調査。