保存がきいて、電子レンジで温めるればすぐに食べられる、便利な冷凍食品。
しかし、記載されている時間通りに温めたにも関わらず、一部が白くて硬い状態に仕上がってしまうこともあります。その原因は「冷凍やけ」にあるかもしれません。
冷凍やけとは何か、冷凍やけを避けるにはどうすればいいかを、NIPPN(ニップン)の公式サイトからご紹介します。
電子レンジで温めた時、一部が白くて硬い状態になってしまう原因となる「冷凍やけ」。
ニップンの公式サイトによると、冷凍やけは、水分が食品から抜け出たことによって起こるのだそう。
冷凍食品として販売されているものは、製造過程で低温・急速冷凍されています。しかし、周りの温度変化によって一度凍結状態が緩んでしまい、再度家庭などで冷凍される際には、今度はゆっくりと凍結状態になっていきます。
その時に水分が抜けてしまうことで、パサパサした食感や白っぽく変色してしまうことを、『冷凍やけ』というのです。
冷凍やけが起こってしまうと、冷凍の麺類などは加熱した際に麺1本1本がくっ付いて大きな塊になってしまうことも。本来おいしくいただけるはずの冷凍食品がパサパサになってしまうのを避けるには、どうすればいいのでしょうか。
冷凍やけが起こる主な原因は、しっかり凍っている冷凍食品が購入時に冷凍庫から出すことで解凍されてしまい、その後冷凍庫に入れることで再凍結されるためです。つまり、購入する時に冷凍食品の温度が上がってしまわないよう注意すれば冷凍やけを防げるということ。
冷凍食品を購入する際に気を付けるべきポイントは、以下の4つです。
1.売り場では-18℃に保たれているかチェックしましょう。
2.カチカチにしっかり凍っているか確認しましょう。
3.ご購入はお買い物の最後に買いましょう。
4.ご自宅へ持ち帰る際は保冷バックや保冷剤などを利用し、帰宅後はすぐに冷凍庫に入れましょう。
ニップン ーより引用
冷凍食品は、冷凍庫から出した瞬間から温度が上がりはじめてしまいます。
できるだけ温度が高くなるのを防ぐためしっかりと凍っているものを選び、お買い物の最後に冷凍庫から取り出し、会計が終わったらすぐに保冷バッグなどを活用して、冷えた状態のまま持ち帰りましょう。
十分に冷やした状態をキープして自宅まで戻ったら、すぐに冷凍庫に入れて保存しておくことで、冷凍やけを防げます。冷凍食品の冷凍やけに悩んでいる人はぜひ試してみてください。
[文・構成/grape編集部]