高齢者住宅で食中毒 ノロウイルス検出 柏、13人に症状

柏市は29日、柏市明原のサービス付き高齢者住宅「ココファン柏明原弐番館」で、食事をした80代~90代の入居者の男女13人が嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴え、複数の患者や調理事業者の便からノロウイルスが検出されたと発表した。市保健所は施設で営業する飲食業者「グリーンフード」(さいたま市)が調理した食事が原因の食中毒と断定、同社を29日から3日間の営業停止処分とした。
市保健所によると、夕食は入居者37人に提供され、このうち13人が22日午後8時~24日午後6時にかけて発症した。21日の夕食が原因とみられる。重症者はおらず、いずれも回復したという。同市内での食中毒発生は今年度初。