日々の調理で使う機会も多い砂糖。「保存容器の中で固まってしまって使いにくい…」と感じることも多いのではないでしょうか。
いつの間にか砂糖が固まりになってしまう理由や、サラサラのまま使い続けるための保存のコツを、キッチン周りの保存容器メーカーとして知られるiwaki公式サイトより紹介します。
砂糖をサラサラの状態に保つため、知っておきたいのが「一体なぜ砂糖は固まるのか」という点です。iwaki公式サイトでは、砂糖の状態が変化する理由を以下のように説明しています。
砂糖がカチカチに固まってしまう理由は湿気の変化です。砂糖は湿度の影響を受けやすく、湿度の高いところではドロドロに溶けていき、逆に乾燥した場所では砂糖の水分が放出されることで固まってしまいます。これを繰り返すことで、大きな塊になるのです。
iwaki公式サイト ーより引用
砂糖が固まりになってしまうのは、水分が少なく乾燥状態に陥っているためです。湿度が上下する回数が増えれば増えるほど固まりは大きく、砂糖は使いにくくなってしまうでしょう。
サラサラの状態をキープするためには、できるだけ湿度が上下しない環境に置くことがコツ。湿度が一定の場所で常温保存するようにしてください。「冷蔵庫に入れておけば安定するのでは」と思いがちですが、iwakiによるとあまりおすすめできないとのことです。
扉の開閉や使用するたびに砂糖を出し入れするなど、冷蔵庫内での保存は湿度の変化が起こりやすいです。湿度の変化や出し入れの際に付いた結露によって、砂糖が固まったり溶けたりする恐れがあるので、避けることをおすすめします。
iwaki公式サイト ーより引用
砂糖は品質が安定している物質で、基本的に腐る心配はありません。冷蔵庫内ではなく、パントリーなど、湿度の影響を受けにくい場所で保管しましょう。
固まってしまった砂糖も、品質的には問題なく使用できます。スプーンを当てて崩すのが面倒な時には、ほんの少し湿度を上げて、水分を補給してあげましょう。たったこれだけで、サラサラの状態に戻せます。
砂糖の状態を確認しながら霧吹きをしたり、キッチンペーパーに水を含ませ、容器の口部分に被せておいたりするのがおすすめです。Iwaki公式サイトによると、適当な大きさにちぎった食パンを一緒に入れておくのも効果的とのこと。ぜひ試してみてください。
砂糖がカチカチに固まってしまう理由は、湿気にあります。最後までストレスなく使い切るためには、やはりサラサラの状態をキープしたいところです。
砂糖の保存のコツは湿度コントロールにあります。iwaki公式サイト情報も参考にして、保管場所を決定してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]